「トイ・ストーリー3」に隠された驚きのトリビア集
「トイ・ストーリー3」は、感動的な物語と細部までこだわり抜かれた映像で多くのファンを魅了しました。しかし、その裏には映画をさらに深く楽しめるような隠れたトリビアが数多く存在します。キャラクターの動きから背景の小さなディテールまで、知ることで映画がより一層楽しめる情報が盛りだくさん!今回は、「トイ・ストーリー3」に隠された驚きのトリビアをピックアップしてご紹介します。あなたはいくつ知っているでしょうか?
「トイ・ストーリー」全体のあらすじ
「トイ・ストーリー」シリーズは、ウッディやバズ・ライトイヤーをはじめとするおもちゃたちが、持ち主であるアンディとの絆や冒険を通じて成長していく物語です。アンディがまだ幼い頃、おもちゃたちは彼にとって最も大切な存在でしたが、やがて成長するに連れ、遊び相手としての役割を終えていきます。
物語は、おもちゃたちが「おもちゃの存在意義」と「子供たちとの関係」を通じて、友情や家族のような絆を深めていく過程が描かれています。特に、ウッディはリーダーとして仲間を守るために奮闘し、バズとの友情を築き、様々な困難に立ち向かっていきます。
「トイ・ストーリー3」はその集大成ともいえる作品で、アンディが大学へ進学するため、おもちゃたちとの別れが避けられなくなります。おもちゃたちは保育園に寄付され、ウッディやバズたちが新たな冒険に巻き込まれていく中で、彼らの絆と成長が描かれる感動の物語です。
次に、「トイ・ストーリー3」に隠された驚きのトリビアをご紹介します。
トリビア
アニメーションの技術進化と新たな挑戦
「トイ・ストーリー3」の制作時には、ピクサーのアニメーターたちは既に水や毛のアニメーションを巧みに表現する技術を持っていました。しかし、実はこの映画での最大のアニメーション課題は「ゴミ袋」でした。ゴミ袋は光の反射や形状が特殊で、リアルに見せるためにアニメーターたちは数週間をかけてその表現に取り組んだのです。
シド・フィリップスの再登場
「トイ・ストーリー1」で、アンディのおもちゃたちを乱暴に扱っていた少年、シド・フィリップスを覚えていますか?実は、彼は「トイ・ストーリー3」にも登場しています。大人になったシドは、ゴミ収集作業員としてアンディの家の前を通り、もう少しのところでおもちゃが入ったゴミ袋を持ち去ってしまうところでした。彼の年齢は変わっても、愛用のドクロ柄のTシャツはそのままで、視聴者に懐かしさを与えるシーンです。
アンディの部屋に隠されたピクサートリビア
「トイ・ストーリー3」の中で、アンディの部屋には他のピクサー作品に関連するトリビアが数多く隠されています。
壁に貼られているポスターには、次作のピクサー作品「カーズ2」に登場するキャラクター、フィン・マックミサイルのポスターが掲示されています。これは、ピクサーが未来のプロジェクトをさりげなく予告する手法としてよく使う方法です。
また、アンディの机の上には、ピクサーの短編映画「ルクソーJr.」に登場する有名なランプ、ルクソーJr.の姿も確認できます。ルクソーJr.はピクサーの象徴的キャラクターとして、多くの作品にカメオ出演していることでも知られています。
さらに、アンディの部屋のドアには、「モンスターズ・インク」に登場するステッカーや、「ファインディング・ニモ」に登場する亀の子供スクワートのステッカーが貼られています。こうした小さなディテールは、ピクサーファンにとって見逃せない要素です。
アンディの部屋の壁には、ピクサーの名作「カールじいさんの空飛ぶ家」に登場するグレープソーダのキャップのバッジが貼られています。また、アンディの机の上には「ウォーリー」に登場する小さなロボットが置かれており、ピクサー映画同士のつながりを感じさせる細やかな演出が散りばめられています。
サニーサイド保育園の隠れキャラクターたち
「トイ・ストーリー3」でおもちゃたちが訪れるサニーサイド保育園の中には、多くのピクサー作品に関連する隠れキャラクターが登場しています。中でも、日本のファンにとって最も嬉しいサプライズは、あの「となりのトトロ」のトトロが登場していることです。ピクサーの作品に日本のアニメーションキャラクターが登場するのは非常に珍しく、ファンにとって感動的な瞬間となっています。
他にも、保育園内には「カーズ」シリーズの主人公、ライトニング・マックィーンや、「ファインディング・ニモ」に登場するエイ先生(Mr. Ray)など、ピクサーの他作品からのキャラクターが散りばめられています。これらの隠れキャラクターを探しながら映画を観ることで、ピクサーの世界観がさらに広がり、何度でも楽しめる工夫が凝らされています。
メッセージに込められたラブレター
映画のエンディングで、ウッディがボニーに渡した手紙の筆跡は、実際にピクサーのスタッフが手書きしたものです。この手紙は、シリーズ全体が一つの大きな家族のように作られてきたことを象徴しており、製作陣から観客へのラブレターと捉えることもできます。