俳優・トニー・カーティス
トニー・カーティスは、アメリカの俳優で、1950年代から1960年代にかけてのハリウッド黄金時代を象徴するスターの一人です。彼の魅力的な外見と多様な演技力で、多くのクラシック映画に出演しました。
経歴
トニー・カーティスは1925年6月3日にニューヨークで生まれ、ハンガリー系ユダヤ人の家庭に育ちました。第二次世界大戦中は海軍で勤務し、戦後はニューヨークのドラマ学校で演技を学びました。1948年に映画デビューし、1950年代からは主演級の役を務めるようになります。カーティスはコメディからシリアスなドラマまで、幅広いジャンルの映画でその才能を示しました。
年代 | 経歴 |
---|---|
1925年 | ニューヨークで生まれる。 |
1948年 | 映画デビュー。 |
1950年代 | 主演級の役を務めるようになり、ハリウッドでの地位を確立。 |
1957年 | 『成功の甘き香り』での演技が高く評価される。 |
1959年 | 『手錠のまゝの脱獄』でアカデミー賞にノミネートされる。 |
1960年 | 『スパルタカス』に出演。 |
1970年代後半 | テレビと舞台での活動に焦点を移す。 |
1990年代 | 芸術家としてのキャリアも開始。 |
代表的な作品
『お熱いのがお好き』(1959年)
ジョー(ジョセフィンに変装)役を演じ、このコメディ映画での演技が高く評価されました。彼はジャック・レモンと共に、女性のバンドに潜入する二人の音楽家を演じ、抱腹絶倒の展開を生み出します。
『成功の甘き香り』(1957年)
演技派としての地位を確立した作品で、彼はアントニー・マン監督の下で、PRマンのシドニー・ファリコ役を演じ、闇の世界に足を踏み入れる男を熱演しました。
『スパルタカス』(1960年)
スタンリー・キューブリック監督のこの史劇映画では、アントニヌス役を務め、スパルタカス(カーク・ダグラス演)に忠実な奴隷として出演しました。
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