俳優・ジョナサン・プライス
ジョナサン・プライスは、テレビを問わず幅広い演技で知られ、その独特な存在感と深みのある演技力で知られる俳優です。ここでは、ジョナサン・プライスの経歴と代表作品を紹介します。
経歴
ジョナサン・プライスは1947年6月1日にウェールズのホリーウェルで生まれ、リヴァプールの芸術学校で演技を学びました。彼のキャリアは1970年代にロイヤル・シェイクスピア・カンパニーでの舞台出演によってスタートし、その後、ブロードウェイの『ミス・サイゴン』で大きな評価を受けました。プライスは映画『未来世紀ブラジル』での演技が特に注目され、『エビータ』、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなど、多くの成功した映画に出演しました。また、『ゲーム・オブ・スローンズ』のハイ・スパロウ役でテレビドラマ界でも名を馳せています。
| 年代 | 経歴 |
|---|---|
| 1947 | ウェールズのホリーウェルで生まれる。 |
| 1970年代 | ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで舞台デビュー。 |
| 1985 | 映画『未来世紀ブラジル』で主演し、国際的な注目を集める。 |
| 1996 | 『エビータ』に出演し、アントニオ・バンデラスと共演。 |
| 1997 | 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』でボンドの敵役を演じる。 |
| 2000年代後半 | 『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズに出演。 |
| 2015-2016 | 『ゲーム・オブ・スローンズ』でハイ・スパロウ役を演じる。 |
代表的な作品
『未来世紀ブラジル』（1985年）
ジョナサン・プライスは、ディストピア的な未来社会で夢と現実の間で揺れる小さな官僚サム・ローリーを演じます。彼のキャラクターは、個人の自由と国家の抑圧というテーマの中で苦悩します。
『エビータ』（1996年）
このミュージカル映画では、プライスはアルゼンチンの政治家フアン・ペロンを演じ、彼の妻であるエバ・ペロン（マドンナ演）の生涯とともに、権力の頂点への道を歩みます。
『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』（1997年）
ジェームズ・ボンドシリーズの一作で、プライスは世界支配を目論むメディア王エリオット・カーヴァーを演じ、ジェームズ・ボンド（ピアース・ブロスナン演）と対立します。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ
海賊と超自然的な要素が交錯するこのアドベンチャー映画シリーズで、プライスはエリザベス・スワンの父親であるウェザビー・スワン総督を演じ、娘の冒険と海賊たちとの関わりに翻弄されます。
『ゲーム・オブ・スローンズ』（2015-2016年）
ファンタジードラマシリーズで、プライスは厳格な宗教指導者ハイ・スパロウを演じ、権力の中心へとのし上がり、主要キャラクターたちと複雑な関係を築きます。
『2人のローマ教皇』（2019年）
ベネディクト16世とフランシスコ教皇の関係を掘り下げたこのドラマで、プライスは改革を推進しようとするフランシスコ教皇を演じ、教会内の対立や友情を描きます。
同じ誕生日の俳優・映画監督はこちら
